駐車場契約を一方的に強制解除される?!4つの注意すべきこと

駐車場契約の強制解除 月極駐車場の解約

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住んでいる家やマンションなどに駐車場が備わっていないときに役立つのが月極駐車場。一旦契約してしまえば、駐車場の確保に頭を悩ませる必要がありません。

しかし、マナーを守って駐車場を使わないと、貸主から一方的に契約解除を迫られる可能性があります。

月極駐車場の契約を解除されないようにするには、どのようなことに気をつければ良いのか見ていきましょう。

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駐車場契約の強制解除は合法?

月極駐車場の強制解約

「ちょっと問題があったからって簡単に契約解除してもいいものなの?」と疑問に思う人も多いでしょうが、基本的には問題ありません。

住宅用地の場合

賃貸などの住宅用地の場合、よほどの理由がない限り、貸主は6ヶ月~1年前には契約解除の旨を通告しなければなりません。

また、契約解除にあたるような迷惑行為を借主が行っていた場合でも、一度も警告なしに即退去とはまずならいないでしょう。

月極駐車所の場合

しかし、月極駐車所の場合は住宅用地のようにはいきません。

月極駐車場の契約は、建物を利用することを目的としていません。

したがって、借地借家法が適用されないことになり、貸主は正当な理由なく駐車場の契約を解除しても問題ないということになります。

また、契約書に解約条件として「借主もしくは貸主のいずれかから1ヶ月以上前に解約を申し出ること」と記載されていることも多いでしょう。

そのような場合には、いきなり翌日から契約を解除されることはないですが、貸主から1ヶ月後に解約を申し込まれた場合は応じなければなりません。

以上を踏まえると、貸主はいつでも一方的に契約を解除することが可能な立場にあると言えます。

「自分が借りている土地なんだから好きに使っていいだろう」と貸主に嫌われるような行為をすると、すぐに月極駐車場から追い出される可能性があります。

もちろん、その場合には立退料などは発生しません。

契約以外の駐車は厳禁

違法駐車

無断駐車や違法駐車によるトラブルを防ぐため、車の所有者があなた自身や家族であっても、申告していない車を月極駐車場に停めておくことは避けましょう。

短時間だから問題ないという訳でもありません。

他人への転貸し行為はNG

月極駐車場を契約する際に、自分の車の車種やナンバーを申告する場合がほとんどですが、貸主の許可なく他人への転貸し行為を防ぐ目的もあるでしょう。

そのため、貸主が契約以外の車が停まっているのを発見すると、「無断駐車かな」と困惑してしまいます。

すぐにあなたの関係者が停めた車だと判明すれば、それほど問題は大きくならないでしょう。

しかし、何らかの事情によりあなたに連絡がつかなかった場合は、警察にナンバーを問い合わせて車の持ち主を探し出すなど、貸主に余計な手間をかけさせてしまいます。

もちろん、決められたスペース内ならば自由に使っても構わないと言ってくる貸主の方もいるでしょうが、そこは契約内容次第です。

しかし、どのような契約内容であっても、申告した車以外を停める予定があるのならば、事前にその旨を貸主に報告しておいた方が安心です。

「申告のある車以外はダメ」と言われたら潔く他の駐車場を探しましょう。

貸主が契約車以外の駐車に厳しいのは、契約者たちを悪質な無断駐車から守ろうとしてくれているからです。

無断で契約以外の車を停めるようなことは避けましょう。

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近隣トラブルを起こさない

近隣トラブル

駐車場トラブルで多いのが騒音です。

とくに、民家が周りにあるような駐車場は一段とトラブルになりやすいため、深夜に駐車場へ出入りする際は、最低限の音で済むように気を遣いましょう。

車の騒音や強い光に注意

深夜の大きなエンジン音、駐車場で大きな声を出して談笑、周囲を顧みない音量のカーステレオは論外ですが、車のライトにも気を使いましょう。

駐車場の立地によっては、ヘッドライトの強い光が隣家の窓に直接差し込む場合があります。

ぐっすり寝ている所にいきなり強い光が窓から入り込んできたら、誰だっていい気はしません。

マナーとして、不必要にハイビームにしないなど、借主が配慮できる点は配慮すべきです。

近隣住民への迷惑行為を避けよう

このような行為は近隣の方々だけでなく、貸主に苦情という形でも迷惑をかけます。

月極駐車場経営は近隣の方々の理解があって成り立つものです。

今まで貸主が築いてきた近隣との関係性を壊すような行為は、避けるように気をつけましょう。

あまりにも苦情がひどいようだと、最悪の場合貸主が月極駐車場の運営を辞めてしまうかもしれません。

駐車場を利用できなくなることは避けたいですよね。

賃料の滞納をしない

賃料の滞納をしない

毎月の賃料を滞りなく支払うことは、貸主との信頼関係を保つ上での最低条件です。

必ず毎月、きちんと期日を守って賃料を支払いましょう。

賃料の滞納は契約解除される場合も

「1ヶ月分くらいなら大目に見てもらえるだろう」「2~3日くらいなら遅れてもいいかな」と勝手に判断して賃料を滞納することは論外です。

あなたにとっては面倒な出費でも、貸主からすると大切な収入源です。

そのような大切な賃料を軽んじる人とは契約を続けたくないと思われても仕方がありません。

信頼関係を保てるように心がけてください。

お金を工面することができなかったり、振り込みに行く時間を作れなかった場合は、必ず期日前に貸主に連絡をしてください。

事情を説明すれば待ってくれるかもしれませんが、それで契約を解除された場合は仕方ないので、違う駐車場を探しましょう。

車以外のものは置かない

駐車場にゴミなどを置かない

駐車場トラブルで意外に多いのがゴミ問題です。

車内で出たゴミを駐車場に放置していくようなことは決して行ってはいけません。

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ゴミの放置や荷物を置かない

とくに困るのが、食べ物および食べ物が付着した生ゴミです。

生ゴミを放置すると臭いの原因になるだけでなく、カラスやネズミなど動物が居ついてしまい、フン被害に発展することもあります。

「自分が借りているスペースだから」と、駐車場を荷物置き場代わりにするのも避けましょう。

駐車場に置いておいた荷物が強風に飛ばされて、隣の駐車スペースに停めてあった車にぶつかり傷をつけることも考えられます。

可燃性のあるものは注意が必要

また、塗料やワックスなどの油類を炎天下の駐車場に放置してしまうと、自然発火し火災につながる危険性もあるのです。

このような問題が発生したときは、あなたに責任があるのはもちろんのこと、場合によっては貸主も管理不行き届きで責任を負わされる可能性があります。

したがって、いきなり貸主に月極駐車場の契約を解除されても文句は言えないのです。

どうしても荷物を置きたい事情があるのならば、貸主の了解を得た上で適切に管理するようにしましょう。

マナーを守って駐車しよう

月極駐車場の契約において、貸主と借主の立場は公平です。

どちらからでも契約解除を申し込むことができます。

いきなり貸主に契約解除を命じられないようにするには、貸主が嫌がるようなことを行わないのが大切です。

信頼関係を保ち、気持ちよく利用できるよう、ルールとマナーを守りましょう。

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