ぴったりが見つかる、月極駐車場の探し方とポイント

車を購入したり引越したりして駐車場が必要になった場合、敷地内に停められる場所がなければ月極駐車場を借りることになるでしょう。
しかし、どのように探してよいのか、どんな駐車場を選べばよいのか、なかなかわからないのではないでしょうか。そこで、当サイトでは月極駐車場の探し方、立地や料金など選び方のポイントについて説明します。

【探し方1】不動産会社の店舗で相談する

月極駐車場は、マンションやアパートなど賃貸物件を扱う不動産会社でも取り扱っています。多くは、駐車場なしの物件へ引越す際に、空きのある月極駐車場も探してもらい契約することが多いでしょう。

賃貸住宅は何社もの不動産会社で同じ物件を扱うこともありますが、月極駐車場は1社だけでしか扱わないことも多いものです。そのため、いざ新居に住んでみてからもっと近くに月極駐車場を見つけたという話も少なくありません。

同じエリアを扱う不動産会社数社回ったほうが選択肢は増え、よりよい月極駐車場が見つかる確率が高くなるでしょう。

何箇所か候補を絞り込んですぐに見に行くこともできます。ただし、引越し先が現在の住まいから遠く離れている場合は、実際に月極駐車場が見つかり契約するまでには交通費や時間もかかります。それなりに手間が増えることは覚悟しなければなりません。

【探し方2】インターネットで調べる

全国の月極駐車場の情報を扱うサイトでインターネット検索という探し方もあります。インターネットで探す場合はどの辺に空き駐車場が多いのかもすぐにわかり、それぞれの月極の駐車料金がわかるため便利です。駐車場や周辺の様子も写真で見られたり地図アプリの航空写真などでだいたいの様子がわかります。

ただし、すべての月極駐車場を網羅できているわけではありません。小規模の個人で貸し出ししている貸駐車場などは掲載されていない可能性も大いにあります。掲載されている写真も情報が古いものもあり、周辺の様子が変わっていても更新されていない場合もあるため注意が必要です。

しかし、遠方のため現地に直接行くことが難しい場合は、とても便利に活用できるでしょう。直接不動産会社に探してもらう場合でも、近隣の駐車料金の相場がわかるため下調べするのにも便利です。

【探し方3】自分の足で探す

長く利用することになる月極駐車場なら、できれば近隣を歩いて自分の目で確かめて探すのが理想です。駐車場に看板があり管理者の電話番号に問い合わせると空きがあるのか、今後空き予定があるのかなどについて教えてくれます。何番と何番が空いているとわかれば、どちらが停めやすいかなどすぐにその場で確認できます。

自分の足で探す方法は、不動産会社に管理を委託している駐車場だけでなく、個人で管理運営している月極駐車場が見つかる可能性もあるのがメリットです。実際に見て歩いているため自宅からの距離感もつかめ、それぞれの駐車場の比較もしやすいです。

ただし、ある程度時間に余裕のある人、探す範囲が狭い場合、などに限定されるかもしれません。「空き有り」と看板や貼り紙があればわかりやすいですが、問い合わせないと空きがあるかどうかがわからないこともあるものです。駐車場はたくさんあるのに、結局空きが見つからず空振りに終わることもあります。

【探し方4】チラシや地域情報誌で見つける

ポスティングされるチラシやタウン誌などの地域情報誌などで月極駐車場の募集広告が入ることがあります。タイミングよく希望する場所の駐車場が見つかれば良いですが、ポスティングされるのをひたすら待つというのも現実的ではありません。

しかも、現在の住まい近辺の情報しか掲載されないため、遠方の月極駐車場を見つけることは不可能です。

設備や環境でこだわりたいポイントは?

月極駐車場は、大きく下記の2つに分かれます。

  • 自走式
  • 機械式

自走式は、平地でも立体でも自分で車を駐車場所まで運転して停めます。大規模の自走式の立体駐車場は、上の階になればなるほど入庫にも出庫にも時間がかかることを理解しておきましょう。通勤時間帯に車の列が続くこともありますが、小規模の平地の駐車場ならそんなこともありません。

機械式は、マンションの敷地内に多い昇降式のものや循環タワー式の構造です。狭い敷地に多くの車を停められるメリットがありますが、この場合も、スムーズに入出庫できないものと割り切る必要があります。

また、屋根の有無が車のコンディションに大きく影響を与えます。常時露天にさらされるのでは塗装の劣化も早く、雨や雪で汚れやすくなるものです。地面も舗装の有無により、足回り周辺のボディのコンディションが左右されます。整地されていない砂利などでは水たまりができ、泥汚れや砂利のキズなどが見られます。

ただし、駐車環境が整っていないほうが安く借りられることがほとんどです。大切にしたい新車なのか、そこまでこだわらないのかによって考えるといいでしょう。そもそも、そこしか空いていない場合は選択の余地がありません。

車上荒らしや部品盗などの被害は、人通りの少ない目の届きにくい場所にある車が狙われます。防犯上安全な立地にあるか、常夜灯などが近くにあるか、防犯カメラの有無、などでセキュリティ面をチェックしてみましょう。

安さ?近さ?優先するポイントを明確に

月極駐車場の候補がいくつかあれば、駐車料金か距離かどちらを優先して選ぶか迷うことになるでしょう。自宅が駅から近い立地にあれば、周辺にある駐車場の相場も高くなるでしょう。

逆に、駅から遠ざかるほど相場は安くなる傾向にあります。車を毎日使うのか、休日にしか使わないのかなどにより選ぶべき駐車場が見えてくるのではないでしょうか。毎日の通勤に車が必要なら、遠くて安い駐車場よりは、多少高くても自宅に近いほうが何かと便利です。

停めやすさと乗り降りのしやすさはどうか

駐車場の場所の下見をする際には、実際の利用シーンを想定したチェックが重要です。

車種に適した広さがあるか、たとえば荷物の出し入れの際に大きくドアを開いて両隣の車にぶつからない十分なスペースがあるか確認しましょう。乳幼児がいる家庭なら、子どもを抱きかかえてチャイルドシートに乗せ下ろしするのにも余裕があるかも大きなポイントです。

月極駐車場は、壁などに面した端の駐車場所は、他の場所よりも安い駐車料金設定になっていることがあります。それは、端のほうが車が停めにくいことが理由です。車を運転する可能性がある人が誰でも無理なく停められる場所かどうかも実際に運転して確かめておきましょう。右端、左端、人によっては得意な側があるからです。

前進してバックに切り返すのか、逆なのか、周囲の交通量はどうかなど、駐車がスムーズにできるかどうかも見ておいたほうが無難です。

契約する前に確認しておきたい注意点

借りたい月極駐車場が決まったら、事前に確認すべき注意点があります。

  • いつから借りられるのか
  • 月の途中からなら日割り計算してもらえるのか
  • 丸々1カ月分の駐車料が必要なのか

上記の三点は聞いておきましょう。タイミングによっては、一時的にコインパーキングなどを利用したほうが割安になることもあるからです。

契約の際も、敷金や礼金が必要か、契約更新の際の更新手数料などについても確認しておきましょう。不動産会社なら賃貸借契約書が用意されていますが、個人契約の場合、正式な書面がないことも考えられます。できれば書面にして署名押印などで取り交わしておきたいところです。

自宅周辺にいくつも月極駐車場があるのに、タイミングが悪いとすべてふさがっていて空きのない場合もあります。近くの駐車場が空くまでのつなぎとして一時的に月極駐車場を借りる場合もあるでしょう。その際は、契約更新時期以外の解約では解約手数料が発生することもあります。

どのくらい前に解約予告をする必要があるかなどについても確認しておきましょう

空いている月極駐車場が見つからずに、かなり遠い駐車場を契約して自転車で行き来するような場合は、距離を測っておく必要があります。自宅から2km以内でないと車庫証明が取れない可能性があるため気をつけましょう。

合わせて読みたい>>『駐車場契約で失敗しない、契約書の要チェック事項6つ

月極駐車場は立地か料金の優先順位を決めよう

月極駐車場は駅前など繁華街や交通の便のいい立地は、駐車料金も高くなる傾向にあります。場所にこだわらなければ、駅から離れた場所のほうが安く見つけられる可能性が高いです。

自分にとって適した探し方はどれか検討してから早めに行動を起こすことが大切です。特に引越しと同時に車が必要になる場合は、不便のないように年度末の引越し繁忙期の時期は空き予定も含め早めに探しておきましょう。

気になる月極駐車場の相場、都心はやはり高かった

自動車を所有するためには、車両価格以外にもさまざまな費用が必要です。なかでも無視できないのが駐車場代などの維持費用です。とくに都心で月極駐車場を利用する場合には、それなりの金額を覚悟しておく必要があります。

この記事では、都心で月極駐車場を契約するときにはどれくらいの費用がかかるのか、全国各地の相場はどれくらいなのかなどを解説していきます。

東京23区の月極駐車場の相場

月極駐車場を契約する際は、地域の相場をしっかりと把握しておくことが大切です。相場がわからなければ料金が適正かどうかを判断できないからです。

まず全国の月極料金の平均ですが、およそ8,300円です。これに比べると東京23区の相場はかなり高くなります。

  • 「港区」は約47,500円―もっとも高く、全国平均の5倍以上
  • 「中央区」は約47,000円
  • 「千代田区」は約46,500円

軒並み高額な月極め料金です。

もっとも、一口に東京23区といってもオフィス街から住宅街までさまざまです。比較的居住用住宅が多い地域では、多少相場が下がります

  • 「目黒区」は約34,900円
  • 「江東区」は約30,600円
  • 「世田谷区」は約26,800円

おおよそ30,000円前後となっています。
なお、世田谷区は都会的なイメージと違って田園地帯も多く、区内でかなりの価格差があることには注意が必要です。
主要な駅周辺のエリアでは、目黒区とあまり変わらない料金となります。

都心の安いエリア

東京23区でも、平均が20,000円を割る地域があります。

  • 「練馬区」は約19,600円―東京23区のなかでもかなり埼玉県に近く地価も低い
  • 江戸川区以西のエリア
  • 「足立区」の約18,200円―もっとも安い

(参照:東京23区の月極駐車場の相場と相場の決まり方―PMCマンスリーパーキング

それでも全国平均の2倍を超える金額のため、誰でも気軽に自動車を所有できるエリアというわけではありません。

また、駐車場のない賃貸マンションや賃貸アパートが多いため、条件のよい月極駐車場はすぐに埋まってしまう傾向にあります。引越しなどで緊急に駐車場が必要な場合は注意が必要です。

全国の主要都市の相場

全国の月極駐車場の平均料金は、東京都に比べるとかなり手頃な金額となります。

「札幌市」は約10,000円、「仙台市」は約11,400円で、全国平均よりも数千円高い程度です。さらに県庁所在地とはいえ人口密度の低い地域はさらに低く、「山形市」は約5,850円、「水戸市」は約5,800円となっています。

これらの地域は自動車で移動することが多いため、一世帯で何台も自動車を所有していることが珍しくありません。
自宅の駐車場では足りずに近所の月極駐車場を利用するケースも多くみられます。月極駐車場はあまり空きがないことが多いので注意が必要です。

東京都以外でも、人口が多く地価が高い地域はやはり駐車場の料金も高くなります。

「横浜市」の平均は約17,300円、「京都市」は約18,000円で、「神戸市」が約15,900円という料金です。もっとも高いのは「大阪市」で、約24,500円となっており、エリアによっては東京23区並みの水準となります。

九州は「福岡市」が約11,300円、「宮崎市」が約4,700円と、エリアによってかなりの差がみられます。(参照:全国津々浦々!各都道府県の月極駐車場の平均料金・相場はいくら?ー自動車保険ガイド

都心で契約するのに必要な費用

月極駐車場を契約する際には、賃料以外にもさまざまな費用が発生します。地域や不動産会社などによっても変わる可能性があるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

「賃料」は月々の駐車場使用料を指しますが、契約時にその月の賃料1ヶ月分を払うことが一般的です。月の途中からの契約の場合は、「その月の日割り賃料」と「翌月の賃料」を払う必要があります。

賃貸住宅などと同じように「敷金」が発生することにも注意が必要です。「保証金」と呼ばれることもありますが、内容はほとんど同じです。賃料の滞納や設備の損壊などに充てるためのものですが、とくにトラブルがなければ解約時に返金されます。

駐車場によっては「一定期間内の解約」は保証金を返還しないというところもあるので、契約前に確認しておきましょう。
「礼金」が必要なことも多いので、用意しておく必要があります。さらに「手数料」も発生します。これは「仲介手数料」として不動産会社に支払うものです。通常は賃料の1ヶ月分となります。

「敷金」「礼金」がそれぞれ1ヶ月分とすると、最低でも契約時に賃料の4ヶ月分が必要ということになります。たとえば東京都港区で月極駐車場を借りた場合、契約時に190,000円以上の初期費用を支払うことになります。

都心は軽自動車でも車庫証明が必要

普通自動車と違って、軽自動車は原則車庫証明が不要です。しかし、都心では軽自動車にも「車庫証明」が必要であるため注意が必要です。正式には「保管場所使用承諾書」という書類で、駐車場のオーナーや管理会社の署名・捺印が必要です。

その後、所管の警察署で手続きを行う必要があります。車庫証明の発行には手数料が必要な不動産会社もあるため、事前に確認しておく必要があります。

一定期間内の解約で保証金が返還されないのはこの車庫証明が理由です。月極駐車場で車庫証明の登録を行うと、該当区画では3ヶ月の間車庫証明の登録ができなくなってしまいます。

これは「車庫飛ばし」という犯罪を防止するためです。3ヶ月未満で解約されると不動産会社も新規の募集ができなくなるため、保証金が損害の補償として使用するということになるのです。

東京都の場合は、23区すべてで車庫届出が義務付けられています。市では、福生市、武蔵村山市など4市を除いたすべての市で届出が必要です。東京都以外でもほとんどの都市部では届出が必要です。

都心ではさらに賃料が上がることも

東京23区などは平均でもかなりの賃料ですが、駐車場の条件によってはさらに料金が上がることもあります。たとえば「屋根付き」の駐車場です。同一の敷地内にある場合でも、10%程度料金が上乗せされます

また、都心特有の駐車場に「ビル地下などの屋内駐車場」が挙げられます。セキュリティが優れており、管理人がいる場合もあります。料金はかなり高く、周辺の相場よりも50%以上高くなることも珍しくありません。

公共の月極駐車場も似た価格帯です。建物全体が駐車場という場合もあり、全体として余裕のある設計であることが特徴です。

郊外では平置き駐車場が一般的ですが、地価が高い都心では機械式立体駐車場が多くみられます。その場合、大型車やハイルーフ車に対応していないことが少なくありません。大型車などのオーナーは専用の月極駐車場を探す必要があります。

当然、一般の駐車場よりも割高になるため、多めの予算を用意しておく必要があります。

また、極端に最低地上高が低いスポーツカーや高級外国車なども、トラブル防止の観点から受け付けてもらえない月極駐車場もあります。都心では車種によっても利用できる月極駐車場が変わってくるため、事前の確認が不可欠です。

都心では相応の予算が必要

このように、都心で月極駐車場を契約するにはそれなりの予算が必要となります。割安で条件の良いところはすぐに埋まってしまうため、根気強く探すことが大切です。また、大型車などは専用の駐車場を探す必要があります。

転居などの場合は、家が決まっても駐車場が決まらないというケースが少なくないので注意が必要です。予算と時間には十分な余裕を持たせておくことが大切です。

駐車場契約で失敗しない、契約書の要チェック事項6つ

なんらかの理由で月極駐車場を借りているという人は多いですが、契約書の内容をしっかり確認していなかったために思わぬトラブルや問題に遭遇してしまうという人もいるようです。このため事前に契約書の内容を確認しておく必要がある反面、何をチェックしておけばいいのかわからないという人もいます。
そこで今回は、月極駐車場の契約書の読み解き方やチェックポイントについて解説します。

駐車場の契約期間、賃料の支払いに関しての記載

月極駐車場の契約書を取り交わすうえでまず一番に確認しておきたいポイントが、契約期間と賃料の支払いに関する内容です。一般的に月極駐車場は期間限定で利用されるものと考えられているので、賃貸物件のように契約期間がある程度決められています。

契約期間が過ぎてからは契約終了となるため、契約書によっては再度契約を交わす必要があるものや契約更新をしなければいけないものも多いです。ただ、条件によっては契約更新ができない場合もあるので、契約期間とその後の対応については必ず確認しておきましょう

それと同時に賃料の支払いに関するものも要確認です。多くの契約書では毎月25日または末日までとされていて、それまでに指定された入金方法で一定の賃料を支払います。

これらの情報はすべて契約書に記載されていますし、万が一賃料の入金が遅れてしまった場合のペナルティや対応も記載されていることがほとんどです。記載されていない場合は駐車場のオーナーに直接確認するなど、基本的な情報は必ず押さえておくことが重要です。

解約に関しての記載

月極駐車場は契約期間が決まっていますが、契約期間内であっても解約することは可能です。このため何らかの理由で月極駐車場を途中で規約しなければならなくなった場合でも、対応してもらうことができます。

ここで注意しなければいけないのが契約書に記載されている内容です。解約する際には何か月前に連絡をしなければいけないのか、解約する際の通知を誰にするのか、賃料の支払いは日割り計算が適応されるのかどうかが記載されています。

契約書によっては賃料の日割り計算が適応されない場合もありますし、解約通知の連絡先も仲介会社である場合とオーナーである場合など異なっている場合があるようです。

また契約主が解約を申し出る以外にも、何らかの過失によって強制的に解約されてしまうという場合も考えられます。契約書にはオーナー側が問題のある契約主を解約できるようにするための記載をしていることが多いので、トラブルを避けるためにも確認しておくことが大切です。

ちなみにオーナー側の事情で解約することになった場合に関しての記載もあり、その場合は1か月前に事前予告される旨が書かれていることが多いとされています。もしも無断で契約が解除されてしまっている場合は、その記載を元にオーナーと交渉することも可能です。

賠償義務に関する記載

月極駐車場の契約書には、賠償義務に関しての記載もあります。賠償義務とは月極駐車場そのものや駐車場内にある設備、さらに同じ駐車場を利用しているほかの契約者の車などにぶつけた場合は、契約者がその責任を負うという内容です。

この記載があることによってオーナー側は契約者に対して賠償責任を追及することができるので、どのような行為をすると賠償義務が発生するのかという点は確認しておかなければいけません

賠償義務に関する記載とともに定められているのが、月極駐車場を利用する際の禁止事項です。禁止事項の内容のすべてに賠償義務が発生するというわけではありませんが、基本的に月極駐車場内で契約者自身が起こしてしまった損害に関しては賠償義務が発生すると書かれていることが多いです。

ただ契約書に記載されていない損害であったり月極駐車場外で起こしたもの、契約者自身が直接起こしたわけではない損害は賠償義務が発生しない可能性もあります。そのため賠償義務に関しては、具体的な内容を契約書とともにオーナーや仲介会社に確認しておくことがおすすめです。

免責事項に関する記載

免責事項とは、オーナーや仲介会社が関与していない問題によるトラブルや問題については責任を負わないという内容の記載です。よくあるのが天変地異や他の区画を使っている契約者との事故やトラブル、盗難などが挙げられており、これらの責任はあくまでも契約者本人にあると明記しているものとなっています。

このため災害によって車が損害を受けてしまったりほかの契約者とトラブルが起きた、さらに月極駐車場内で盗難や紛失が起きてしまったとしても、その責任をオーナーや仲介会社に問うことはできません。

この免責事項を確認せずに損害やトラブル、盗難などをオーナーや仲介会社に訴えたとしてもどうすることもできないので、チェックしておく必要があります

もし免責事項に関しての記載がない場合はオーナーや仲介会社に責任を求めることができる可能性もありますが、さらに大きなトラブルになってしまったり契約を解除されてしまうリスクがあるので注意が必要です。

明け渡しに関しての記載

月極駐車場の契約が満了したり解約となった場合、契約が終了するまでに契約時の原状回復をした上で車を移動させなければいけないとされています。この明け渡しに関しての記載も当然契約書に記載されており、どこまで原状回復をするのか、その費用はどのようになっているのか、明け渡し期間を過ぎた場合はどのような対処が行われるのかを確認します。

注意が必要なのは、明け渡しを過ぎた場合に関しての記載です。明け渡しが行われなかった場合は車はレッカーなどで移動されることが多く、原状回復なども含めてかかった費用がオーナーや仲介会社から請求される可能性があります。

さらに明け渡しが行われなかった期間の費用なども賠償義務に含まれていることが多く、期間に応じて損害賠償を請求するという記載が盛り込まれている可能性も指摘されているのです。

これらの内容が契約書に記載されている場合は明け渡しに応じなかった契約者側に問題があると判断されるため、確実に確認しておきたいポイントの一つだとされています。

特約に関しての記載

月極駐車場の契約書には、一般的な事項のほかにもそれぞれの月極駐車場で決められている特約事項があります。特約事項は条件など内容によっては契約者に不利になるものもあるため、事前に確認して自分たちにとって不利益がないかどうか、気になる部分はないかどうかを調べておくことが大切です。

たとえばマンションなどに付随している月極駐車場は、マンションに住んでいる人以外にも住んでいない人にも貸し出している場合があります。その場合の特約事項として、マンションに住んでいる人から利用の申し出があったら一定期間までに明け渡しをする旨が書かれていることが多いです。

この期間は契約書によって異なりますが、期間が短いと次の月極駐車場を見つけるまでの期間も短くなってしまいます。

ほかにも車庫証明書の発行手数料の特約や不法駐車に対する免責特約、車両変更時の車検証提出などさまざまな特約事項が盛り込まれています。中には契約者とのトラブルを防ぐものや違法な利用を防ぐためのものなども多いので、その点も理解して目を通しておくべきポイントです。

契約書の内容をしっかり理解しよう

月極駐車場は通常の賃貸物件と違い、駐車場ならではの事項が契約書に盛り込まれていることが多いです。

また通常の賃貸物件とは異なる点も多いので、特に賠償義務や免責に関する事項、明け渡しに関する事項などは目を通しておかないと思わぬトラブルになってしまいます。ほかにも基本的な事項も内容を理解したり確認しておかなければいけないポイントが多いので、わからないままにせずオーナーや仲介会社に確認することが大切です。

月極駐車場の敷金・礼金あれこれ、賃料は値切りも可能?

車を所有する際に駐車場をどうするかというのは悩みのタネです。自宅やマンションに置く場所があるのならいいのですが、ない場合には駐車場を契約することになるでしょう。月極駐車場を契約するという人が多いでしょうが、どのように契約するのかわからないという人も多くいます。
今回は敷金や礼金等の初期費用について見ていきます。

月極駐車場の契約方法

まずは、月極駐車場の契約方法について見ていきましょう。駐車場の契約はなかなかする機会がなくどのように契約するのかわからないという人も多くいます。

まず月極駐車場を探す場合には、不動産屋に依頼をして探してもらうのが一般的です。条件に拘り過ぎなければ1~2日程度で見つかりますので、希望の駐車場が決まったら申し込みをします。各駐車場によって所定の申込書がありますから、それに必要事項を記入、申し込み、審査、という流れになります。

駐車場のオーナーによる審査にかかる期間は、各駐車場によって異なります。早い場合には2~3日というところもありますが、長ければ1週間~2週間程度かかる場合もありますので、出来るだけ早めに探して申し込みをしておくといいでしょう。

審査に通ったら初期費用の振り込みをします。明細と振り込みに関する案内がありますので、指定された口座に振り込みましょう。振り込みと同時進行で契約書を交わすこととなります。オーナー宅や管理会社で契約する場合には、時間調整さえうまくいけば1日で契約は終わります。

郵送で契約する場合には、相手側に届く時間もありますので2~3日程度はかかるでしょう。振り込みと契約書の取り交わしが確認されれば、契約は完了となります。

初期費用は何がかかるの?

契約時に初期費用を振り込むと説明しましたが、この初期費用は賃料の4か月分程度かかるとされています。初期費用の内訳としては、以下のようなものがあります。

  • 前家賃
  • 保証金
  • 仲介手数料
  • 礼金
  • 保証会社加入料

新しくセキュリティがしっかりしているような駐車場なら、シャッターなどを開ける際の「鍵保証金」「カード保証金」などといった「備品預かり保証金」がかかる場合もあります。初期費用は思ったよりも多くかかるケースが多いですから、しっかりと用意しておきましょう

前家賃とは

初期費用で掛かる前家賃ですが、駐車場はマンションやアパートなどの賃貸と同じで、翌月分の賃料を前払いすることが必要となります。たとえば、4月1日から契約するという場合には、前もって4月分の賃料を払っておくことになるのです。

駐車場によっては前家賃を2か月分前納しておく必要がある場合もあるので注意しましょう。2か月分前納するケースは、駐車場に管理会社がついている場合や、支払方法が自動引き落としである場合に多く見られます。

これは自動引き落としの手続きに時間がかかり、あらかじめ2か月分請求しておかないと最初の月の支払いに間に合わないという管理会社側の都合があるからです。前家賃が1か月分なのかそれとも2か月分支払う必要があるのかは、前もって通知されることが少ないので、申し込み前に初期費用について聞いておくといいでしょう。

保証金とは

保証金とはいわゆる敷金のことを言います。月極駐車場を契約する場合にも、アパートなどと同様に敷金を払うことが求められるのが一般的です

敷金は、家賃の滞納があったり駐車場になんらかの損害を与えてしまった場合に差し引かれることになる、預かり担保金となります。敷金は賃料の1か月~2か月分程度支払うことになるのが一般的でしょう。特に問題なく駐車場を使っていれば、解約時に敷金はもどってくることになります。

各駐車場によって、保証金と呼ぶ場合もありますし敷金と呼ぶこともありますが、意味的にはどちらも変わりません。

注意するポイントとしては、保証金償却が設定されている場合があるということです。保証金償却とは、保証金から差し引かれる金額のことで、たとえば保証金2カ月、償却1カ月となっていた場合には解約時に保証金の1か月分が差し引かれるということです。

つまり、1か月分の敷金は戻ってこないということになります。償却は実質的には礼金なのですが、礼金を設定していると印象が悪い、借り主が付かないなどの理由から保証金償却と表記されていることがあるのです。

礼金とは

月極駐車場でも礼金が必要なケースがあります。礼金とは毎月支払われる賃料以外にオーナーが更なる利益を得るために、初期費用に上乗せするものです。

礼金が上乗せされているケースとしては、人気の高い場所に駐車場がある、賃料が相場に比べて安く抑えられていると言ったように、初期費用が高くても借り主が付きやすいと判断されている場合などがあります。基本的には、駐車場として人気の高い物件には礼金が上乗せされるケースが多いと思っておいていいでしょう。

すべての物件に礼金があるわけではありませんので、気になるのならあらかじめ確認しておくといいかもしれません。礼金の相場としては、賃料の1カ月~2カ月分程度となります。

仲介手数料とは

仲介業者や管理業者に案内を受けた場合には、仲介手数料を取られることが一般的です。契約までの手間賃として請求されることになりますので、不動産屋などに探してもらったり紹介してもらったりした場合には仲介手数料がかかることになるでしょう。

仲介手数料は賃料の1カ月分より高い金額を請求することはできないと、不動産業法で決められています。最大でも1か月分の賃料ということになります。

その他の費用

機械式の駐車場やシャッターやゲートが付いているような駐車場の場合には、上記の費用以外にも「備品預かり保証金」が必要になるケースもあります。シャッターなどを開けるときに、鍵やリモコン、カードなどを使うことになるでしょうが、その保証金として備品預かり保証金が必要になるのです。

これらは保証金なので紛失や破損ということがなければ、解約時に戻ってくることになるでしょう。鍵タイプの場合には相場は3,000円、リモコンタイプやカードタイプなら10,000円~20,000円程度の保証金が初期費用として上乗せされます

また、契約時に保証会社に加入しなければいけない駐車場もありますので注意してください。保証会社は賃料の滞納などがあった場合に保証する会社なのですが、賃料の60%~100%の金額が必要になるのが相場です。

保証会社への加入は賃料の滞納をされないようにする目的があるので、連帯保証人をつける、保証金を上乗せするなどの対応をすることで加入しなくてもOKというケースもあります。

月極駐車場の値切りは可能

月極駐車場を借りる際にできるだけ安く済ませたい人は多いでしょう。けれども駐車場の値切りなんてできるのでしょうか?実は、あまり知られていませんが駐車場は値切ることができるのです。まずは値切り交渉をしてみましょう。

少しでも安く借りるためには、付近の駐車場賃料の相場を知ることが重要です。不動産屋などに行って、駐車場の相場を聞いてみる、相場よりも高かったら交渉してみるということを試してみましょう

あまりしつこく値切ると契約してもらえない可能性もあるので、限度は見極めることが大切です。1~2回程度、もう少し安くならないかと交渉してみるといいでしょう。

契約内容を理解して適切な賃料で借りよう!

このように、月極駐車場を借りる際にはさまざまな初期費用がかかります。一般的には敷金や礼金、前家賃や仲介手数料などを支払うことになっているので、契約書や明細書をよく見てどのような費用がかかっているのか、その値段は適切なのかを確認するようにしてください。

周囲の相場よりも高ければ賃料の値下げなどをしてもらえるケースもあるので、一度交渉してみてはどうでしょうか。

駐車場契約の際には、『駐車場の契約書の読み方。ここだけは要チェック!』も合わせてお読みください!

駐車場の種類(タイプ)3つと選び方のポイント

月極駐車場の利用は、自宅近辺だけとは限りません。勤務先の周辺や、通勤に利用する最寄り駅の近くなどで借りる人も多いです。月極駐車場にはいくつかの種類があります。

一般的に青空駐車と呼ばれることも多い平面駐車場、都市部にみられる立体駐車場、マンションや駅前などで見かける機械式駐車場、それぞれのタイプの特徴を知っておくことで自分に合った駐車場を見つけることが出来るでしょう。

平面駐車場

駐車場と聞くと、まず思い浮かぶのは平面駐車場という人は多いかもしれません。名前の通り、平面を利用した駐車場のことで、郊外など比較的土地に余裕があるエリアによく見られます。なかにはマンションの1階部分を平面駐車場に利用しているところもあります。

駐車場内を自走して移動することが出来るため、駐車場の中では最も利用しやすいといえます。駐車場自体は、アスファルト舗装されているところもありますが、なかには砂利であったり、土がむき出しであったり、設備に関してはそれぞれです。

平面駐車場のメリット

平面駐車場の最大のメリットは、利用者とってはとても使いやすいという事です。駐車スペースまで自分で運転して移動するため、車の出し入れに待ち時間はありません

マンション1階部分や屋根付き平面駐車場を除いて、青空駐車が基本となっているため、高さ制限がないのが特徴です。背の高いワゴン車を利用していたり、車にルーフボックスを積んでいたりしている人は、平面駐車場を探して契約しているという人も少なくありません。

平面駐車場のデメリット

デメリットとしては青空駐車であるため、太陽による紫外線や雨の影響を受けてしまうことが挙げられます。自然の影響や鳥などのフン被害を受けてしまうことは避けられず、車の劣化は早くなる傾向があります

防犯上も注意が必要です。平面駐車場は人目につきやすく、誰でも出入りすることが出来ます。そのため、パンクや傷といった被害を受けやすいのです。平面駐車場を選ぶ際は、防犯カメラの設置されているところを選んだり、自分自身で防犯対策をすることが必要かもしれません。

立体駐車場

大都市部の地下空間を利用したり、屋上などを利用して作られているのが立体駐車場です。ビルをまるごと駐車場にしている場合もあります。平面駐車場と同じような感覚で利用することができ、駐車場内は自分で運転して移動します。階を移動する際はスロープを利用します。利用者にとっては使い勝手はいいのですが、建築コストが高くなってしまうために、供給量は少ないのが現状です。

立体駐車場のメリット

立体駐車場は、平面駐車場と同じように利用が出来ますが、最大の利点は屋根がついているということです。地下空間を利用していても、ビル型であっても天井が屋根の代わりとなるために、車への雨風の影響を最小限に出来ます

都市部では空いている土地が少ないので、比較的こうした立体駐車場を見ることが出来ます。また、平面駐車場とは違い、車が目に付きやすいというわけではないので、防犯という面でもメリットが大きいでしょう。

立体駐車場のデメリット

立体駐車場の多くは高さ制限が設けられているので注意しましょう。天井までの高さに限りがあるため、入り口ゲートで高さに関する注意がされていることがほとんどです。自分の車が利用条件に当てはまっているかどうかを確認する必要があります。

都市部で見られる立体駐車場は、月極料金が高めに設定されていることも多いです。もともと地価が高いエリアに建てられていることが多いため、どうしても高い利用料金となってしまう傾向があります。

機械式駐車場―ピットタイプ、パズルタイプ

土地がさほど広くなくても設置することが可能で、マンションの駐車場や駅前などで見かけることが多いです。土地が狭い・コストを抑えるということで人気がありますが、ひとことで機械式と言ってもその種類はさまざまです。昇降機やパレットなどが使われていて、機械を操作することで車室を上下や左右に移動させて入出庫出来るようにしています。

ピットタイプ、パズルタイプとは

マンションなどでよく見かけるのが、ピットタイプやパズルタイプと呼ばれる機械式駐車場です。

  • ピットタイプ
  • 上下のみに車室が移動するもので、2段式や3段式のものを見かけることがあります。2段式であれば、2台分を機械の操作によって動かすだけなので、車の入出庫の際に待ち時間をとられることはありません。

  • パズルタイプ
  • 上下だけでなく左右にも車室が移動します。戸数の多いマンションなどで見かけることが出来ます。
    パズルタイプであっても、一度に可動する車室数は数台分であるため、それほど入出庫に待ち時間が発生するといったことはないでしょう。

ピットタイプやパズルタイプを利用したい場合は、車のサイズに制限があります。また、入庫の際はバックで入れなければならないことがほとんどです。

地下スペースに格納するタイプでは、雨などの浸水被害に気を付ける必要があります。排水設備はありますが、急な豪雨で排水が追い付かない場合、地下にある車が浸水してしまう可能性もあるのです。雨には注意して、必要であれば出庫しておくなどの対策はしておいた方がいいでしょう。

機械式駐車場―ビルトインタイプ

駅前や大都市などで見かけることが多いのが、ビルトインタイプの機械式駐車場です。いろいろな種類がありますが、タワー型とエレベーター型が多いでしょう。

  • タワー型
  • メリーゴーランドのように車室が回転することで車を移動させます。同じ方向にのみ回転するため、車室の場所によっては入出庫に時間がかかることとなります。

  • エレベーター型
  • 車室の移動は専用の空間をエレベーターのように直線的に行うものです。あらかじめ車室の移動空間が確保されているので、最短距離で車室を移動することが出来ますが、一定の待ち時間は発生します。

機械式駐車場のメリット

ビルトインタイプの機械式駐車場は車専用の建物であるため、セキュリティ面では非常に優れています。基本的に入庫の際は運転手や同乗者は降車しなければならないため、建物の中に人が入り込むことは出来ません。防犯対策としては有効です。管理人がいることも多く、入出庫の安全面も配慮されています。

機械式駐車場のデメリット

サイズにはかなり厳しく、少しでもオーバーしてしまうと入庫することが出来ません。車体サイズだけでなく、タイヤ幅に制限がかけられていることもあるので、利用前には必ず確認した方がいいでしょう。また機械式駐車場の車室は最小限のスペースに設計されているので、トラブル防止のためにもミラーは畳んでおくことが大切です。

ぴったりの駐車場を選ぼう

月極駐車場を探している人は、いろいろな駐車場の特色を知っておくといいでしょう。使いやすさでは平面駐車場が一番人気がありますが、防犯面では不安も残ります。マンションや大都市では機械式駐車場を多く見かけることが出来ます。

利用できる車のサイズに制限がある・入出庫に時間がかかるといった点はありますが、高いセキュリティ面は魅力のひとつです。

それぞれ違う特徴を見極めて、ぴったりの駐車場を見つけましょう。

駐車場契約を強制解除される?!4つの注意すべきこと

住んでいる家やマンションなどに駐車場が備わっていないときに役立つのが月極駐車場。一旦契約してしまえば、駐車場の確保に頭を悩ませる必要がありません。しかし、マナーを守って駐車場を使わないと、貸主から一方的に契約解除を迫られる可能性があります。
月極駐車場の契約を解除されないようにするには、どのようなことに気をつければいいか見ていきましょう。

駐車場契約の強制解除は合法?

住宅用地の場合

「ちょっと問題があったからって簡単に契約解除してもいいものなの?」と疑問に思う人も多いでしょうが、基本的には問題ありません。賃貸などの住宅用地の場合、よっぽどの理由がない限り、貸主は6ヶ月~1年前には契約解除の旨を通告しなければなりません。また、契約解除にあたるような迷惑行為を借主が行っていた場合でも、一度も警告なしに即退去とはまずならいないでしょう。

月極駐車所の場合

しかし、月極駐車所の場合は住宅用地のようにはいきません。月極駐車場の契約は、建物を利用することを目的としていません。したがって、借地借家法が適用されないことになり、貸主は正当な理由なく駐車場の契約を解除しても問題ないということになります

また、契約書に解約条件として「借主もしくは貸主のいずれかから1ヶ月以上前に解約を申し出ること」と記載されていることも多いでしょう。そのような場合には、いきなり翌日から契約を解除されることはないですが、貸主から1ヶ月後に解約を申し込まれた場合は応じなければなりません

以上を踏まえると、貸主はいつでも一方的に契約を解除することが可能な立場にあると言えます。「自分が借りている土地なんだから好きに使っていいだろう」と貸主に嫌われるような行為をすると、すぐに月極駐車場から追い出される可能性があります。もちろん、その場合には立退料などは発生しません。

契約以外の駐車は厳禁

無断駐車や違法駐車によるトラブルを防ぐため、車の所有者があなた自身や家族であっても、申告していない車を月極駐車場に停めておくことは避けましょう。短時間だから問題ないという訳でもありません。月極駐車場を契約する際に、自分の車の車種やナンバーを申告する場合がほとんどですが、貸主の許可なく他人への転貸し行為を防ぐ目的もあるでしょう。

そのため、貸主が契約以外の車が停まっているのを発見すると、「無断駐車かな」と困惑してしまいます。すぐにあなたの関係者が停めた車だと判明すれば、それほど問題は大きくならないでしょう。しかし、何らかの事情によりあなたに連絡がつかなかった場合は、警察にナンバーを問い合わせて車の持ち主を探し出すなど、貸主に余計な手間をかけさせてしまいます。

もちろん、決められたスペース内ならば自由に使っても構わないと言ってくる貸主の方もいるでしょうが、そこは契約内容次第です。しかし、どのような契約内容であっても、申告した車以外を停める予定があるのならば、事前にその旨を貸主に報告しておいた方が安心です。「申告のある車以外はダメ」と言われたら潔く他の駐車場を探しましょう。

貸主が契約車以外の駐車に厳しいのは、契約者たちを悪質な無断駐車から守ろうとしてくれているからです。無断で契約以外の車を停めるようなことは避けましょう。

近隣トラブルを起こさない

駐車場トラブルで多いのが騒音です。とくに、民家が周りにあるような駐車場は一段とトラブルになりやすいため、深夜に駐車場へ出入りする際は、最低限の音で済むように気を遣いましょう。

深夜の大きなエンジン音、駐車場で大きな声を出して談笑、周囲を顧みない音量のカーステレオは論外ですが、車のライトにも気を使いましょう。

駐車場の立地によっては、ヘッドライトの強い光が隣家の窓に直接差し込む場合があります。ぐっすり寝ている所にいきなり強い光が窓から入り込んできたら、誰だっていい気はしません。マナーとして、不必要にハイビームにしないなど、借主が配慮できる点は配慮すべきです。

このような行為は近隣の方々だけでなく、貸主に苦情という形でも迷惑をかけます。月極駐車場経営は近隣の方々の理解があって成り立つものです。今まで貸主が築いてきた近隣との関係性を壊すような行為は避けるように気をつけましょう。

あまりにも苦情がひどいようだと、最悪の場合貸主が月極駐車場の運営を辞めてしまうかもしれません。駐車場を利用できなくなることは避けたいですよね。

賃料の滞納をしない

毎月の賃料を滞りなく支払うことは、貸主との信頼関係を保つ上での最低条件です。必ず毎月、きちんと期日を守って賃料を支払いましょう。「1ヶ月分くらいなら大目に見てもらえるだろう」「2~3日くらいなら遅れてもいいかな」と勝手に判断して賃料を滞納することは論外です。

あなたにとっては面倒な出費でも、貸主からすると大切な収入源です。そのような大切な賃料を軽んじる人とは契約を続けたくないと思われても仕方がありません。信頼関係を保てるように心がけてください。

お金を工面することができなかったり、振り込みに行く時間を作れなかった場合は、必ず期日前に貸主に連絡をしてください。事情を説明すれば待ってくれるかもしれませんが、それで契約を解除された場合は仕方ないので、違う駐車場を探しましょう。

車以外のものは置かない

駐車場トラブルで意外に多いのがゴミ問題です。車内で出たゴミを駐車場に放置していくようなことは決して行ってはいけません。とくに困るのが、食べ物および食べ物が付着した生ゴミです。生ゴミを放置すると臭いの原因になるだけでなく、カラスやネズミなど動物が居ついてしまい、フン被害に発展することもあります

「自分が借りているスペースだから」と、駐車場を荷物置き場代わりにするのも避けましょう。駐車場に置いておいた荷物が強風に飛ばされて、隣の駐車スペースに停めてあった車にぶつかり傷をつけることも考えられます。また、塗料やワックスなどの油類を炎天下の駐車場に放置してしまうと、自然発火し火災につながる危険性もあるのです。

このような問題が発生したときは、あなたに責任があるのはもちろんのこと、場合によっては貸主も管理不行き届きで責任を負わされる可能性があります。

したがって、いきなり貸主に月極駐車場の契約を解除されても文句は言えないのです。どうしても荷物を置きたい事情があるのならば、貸主の了解を得た上で適切に管理するようにしましょう。

マナーを守って駐車しよう

月極駐車場の契約において、貸主と借主の立場は公平です。どちらからでも契約解除を申し込むことができます。いきなり貸主に契約解除を命じられないようにするには、貸主が嫌がるようなことを行わないのが大切です。信頼関係を保ち、気持ちよく利用できるよう、ルールとマナーを守りましょう。

合わせて読みたい>>『避けたい月極駐車場のトラブル、4例の解決方法と対策

月極駐車場は短期でも契約できる?期間と契約の流れ、審査方法

月極駐車場を借りたいと思っても、どのくらいの期間から契約できるのか知らないという人も多いでしょう。もし、短期で借りたい場合にはしっかりと契約内容を知っておかないと違約金が取られることもありますので注意が必要です。今回は月極駐車場の契約期間について説明し、計画的に利用するコツも合わせて紹介します。

月極駐車場とは

月極駐車場は、ひと月単位で賃貸する駐車場を言います。書面によって賃貸借の契約が締結するのが一般的で、常時その駐車場に車を駐車するのであれば車庫証明を取得することも可能です。

月極駐車場には2つの種類があります。

自走式駐車場

ドライバーが自分で運転して駐車スペースに出し入れします。自走式駐車場のメリットは、車の出し入れに時間がかからないことと、車のサイズに関する制限が少ないことでしょう。自走式駐車場は路面が舗装されているものやそうでないもの、屋根やシャッターがあるものやないものなどがありますが、デメリットとして屋根のない平面駐車場の場合には車が汚れやすいと感じることや、防犯面での不安もあります。

機械式駐車場

機械を使って自動車を出し入れする方式で、車の乗った台を上下に移動させる昇降式や、台を重ねる多段式、台を循環させて駐車する循環タワー式などさまざまな種類があります。

機械式駐車場のメリットは防犯面に優れていること。デメリットは、車の全高や全長に制限がある場合が多いため、車種によっては駐車できない可能性があることです。また、出し入れに時間がかかることや、機械のメンテナンス時に使用できないこと、さらに機械が故障してしまった時に車の出し入れができないといったこと挙げられます。

契約期間

月極駐車場は契約期間が1年と定められている場合が多いようです。なかには契約の更新を2年ごとに行うところや、1カ月ごとのところもあります。

知っておきたい「解約予告」

契約期間中には解約できないと考えてしまう人もいますが、ほとんどの契約において「解約予告」というのが定められています。これは月極駐車場を解約する際、1カ月前に予告をすると途中解約も可能であるといった内容です。

注意が必要なのは、解約予告を守った場合であっても違約金を請求されることがあることです。

短期で借りる場合の注意点

月極駐車場は短期で契約をしたい場合に断られることがあります。上記のように、短くても1年間の契約が必要である場合が多いのです。なぜでしょう。

例えば車庫証明を取る目的で月極駐車場を借りる場合、一度車庫証明を登録すると、同じ区画において3ヵ月の間は違う車の車庫証明の登録ができないと定められているからです。

車庫証明だけを取得してすぐに駐車場を解約することは犯罪であり、何度も同じ場所で短期間に車庫証明を取得しようとすると貸主や管理会社が警察から注意を受けることもあります。

そういった理由から車庫証明書が必要な場合に限って数カ月分の賃料の全納を求められることや、数か月間の解約不可期間を設けられることが多くみられます。もし車庫証明が不要な場合には貸主や管理会社に相談すると、ごく短期でも月極駐車場を借りられるケースもあります。

契約の流れ

月極駐車場の契約には審査の都合などで思いのほか時間がかかることがあります。もし、駐車場が必要な日付が決まっていても間に合わないことがありますので、契約までの流れや所要時間を確認しておきましょう。

駐車場を探す

月極駐車場は不動産屋に依頼して探してもらうのが簡単な方法で、大抵1日~2日で見つかります。ただ、屋内の駐車場や、安いところなど条件を細かく設定すると見つかるまでに時間がかかることもあります。

申し込み、審査

月極駐車場が見つかれば、その物件に申し込みします。所定の書類に借主の生年月日や現住所、勤務先などを記載しましょう。所要時間は大体1~2日です。

申込書が貸主や管理会社の手に渡ると、貸主や管理会社が審査を開始します。1~2日程度で審査は終わりますが、規模の大きい駐車場などの場合には審査が厳しいこともあり、1週間程度かかることもあります。

審査通過後

審査を通過すると初期費用の案内が届きますので、それをもとに必要な金額を振込指定口座に振り込みます。指定の期日までに振り込めば問題ありませんが、急いでいる場合にはすぐに振り込むのがいいでしょう。貸主が個人の場合には貸主の自宅や事務所に初期費用を持参するというケースもあります。

初期費用の振込と同時進行で、契約書の取り交わしも行います。契約書の取り交わしは貸主の自宅や管理会社で行うことが多く、貸主と借主の時間が合えば1日で契約書の取り交わしが完了します。時間の都合がつかない場合には郵送によって契約書の取り交わしができることもありますが、郵送の場合には2~3日はかかると考えましょう。

初期費用が振り込まれ、契約書が取り交わされると契約が開始されます。

どんなことを審査するの?

収入

毎月滞りなく賃料が支払えるだけの収入があるかといった点が審査されます。家を賃貸する際の契約と同じであり、申込書には年収や勤続年収を記載する必要があります。学生で収入がない場合や、アルバイトで安定した収入を得ていない場合であっても、両親に連帯保証人になってもらうことで審査を通過するケースも多いです。

職業

また、申込者の職業が公序良俗に反していないかも審査の対象です。そのため、水商売をしている人や風俗で働いている人は審査に通らないことがあります。ただ、貸主が個人オーナーの場合や、地域によっては審査に通ることもありますので、相談してみるのがいいでしょう。

反社会的勢力に属していないこと

さらに暴力団などの反社会的勢力に属していないことも審査の対象です。審査の厳しい管理会社などでは、暴力団に属しているかどうかや申込人の逮捕歴などを専門の調査会社を使って調査することもあります。

契約理由

それに加えて契約の理由が適切であるかも審査されます。申込書には月極駐車場を使用する用途や理由を記載する欄が設けられている場合があり、その理由次第で審査に通るかどうかが決まります。

適切でないと判断される理由の一つに「恋人の家が近くにあるため」があります。この理由では、もし二人が恋人関係を解消すると契約が無くなる可能性が高いと判断されてしまうのです。貸主は長期的な契約を結べる借主を優先しますので、審査に通りにくくなってしまうと言えるでしょう。

次に挙げられるのが「家からは遠いが安い駐車場を借りたい」といった理由です。
この場合には安い駐車場に車を乗り捨てるのではないかと考えられてしまいます。実際に廃車寸前の車を乗り捨てられたというケースは多く、貸主は処理に困るといった事態を避けたいと考えます。

このような審査を無事に通過すると、月極駐車場の契約ができるようになります。

月極駐車場を上手に利用しよう

月極駐車場の契約は1年と期間が決められているところがほとんどです。長期で契約をする際には問題ありませんが、短期の契約は難しいこともありますので、心配な場合には貸主や管理会社に相談をしてみましょう。

契約までには審査などがありますので、月極駐車場が必要な場合には早めに探し始めることをおすすめします。契約の期間や審査の内容などをしっかりと知り、上手に月極駐車場を利用しましょう。

合わせて読みたい>>『駐車場契約で失敗しない、契約書の要チェック事項6つ

避けたい月極駐車場のトラブル、4例の解決方法と対策

住んでいるマンションやアパートに駐車場がない場合、月極駐車場に車を駐車している人も多いでしょう。車通勤の人は、職場の近くに月極駐車場を借りるケースもあるかもしれませんね。月極駐車場を利用するときには、こういった場所で起こりがちなトラブルについてもある程度知っておいたほうが安心です。今回は、月極駐車場でのトラブルの例や対応方法、対策について解説していきます。

トラブル1、車へのいたずら

夜間や早朝などの人通りの少ない時間帯に車を駐車していると、フロントガラスやタイヤなどにいたずらをされるケースがあります。なかには、ワイパーを折られたり、タイヤに釘を刺されたり、といった悪質ないたずらも見られますので、注意が必要です。

月極駐車場には土地や建物の持ち主や所定の管理者がいて、ガードマンなどが常駐している場合もありますが、このような人でも常に駐車場を見張っているわけにはいかないのが現実です。多くの駐車場は時間帯によって無人になるため、いたずらをされるリスクもアップします。

万が一、月極駐車場を利用している間に車にいたずらをされてしまったときには、すぐに管理者に連絡しましょう。状況を正確に伝えるためには、いたずらの状況を撮影した写真が役立ちます。気付いた時点で、スマホなどで撮影をして証拠を残しましょう。

駐車場に防犯カメラなどが設置されていると、ある程度人の出入りがチェックできます。写っている人が判別できれば、犯人の目ぼしもつきやすくなるでしょう。修理が必要な場合やたびたびいたずらが繰り返されるときには、警察にも相談をしておいたほうがいいかもしれません。

トラブル2、盗難

全国的に増えている車上荒らしは月極駐車場でも発生しています。ガラスを割って鍵を開け、車内にある財布や貴金属などを持ち去ったり、カーナビを取り外して盗んだりするケースは後を絶ちません。車の外側についているタイヤやホイルなどの外装部品を盗むケースも増えています。

こういった車上荒らしは、一般的に人気のない時間帯に発生率が高くなります。夜間から朝にかけてはとくに発生件数が増えてきますので、月極駐車場を利用するときにも注意しておきたいところです。車上荒らしの場合は、大阪や東京などの都市部で多く発生しています。地方でも徐々に被害が増え始めているため、地域を問わず油断ができないのがこの手のトラブルです。

盗難の被害に遭ったときには、まず警察に連絡をしましょう。指紋などがついている可能性もあるので、できるだけ現場に触らないようにして警察の到着を待ちます。

この時に、駐車場の管理者にも一報入れておくと、後から説明をする手間が省けます。できれば管理者にも一緒に立ち会ってもらって、現場検証を受けましょう。盗難に遭ったときには、盗まれた品物の価値にかかわらずうやむやにしないことが大切です。

トラブル3、事故

出会い頭に他の車とぶつかったり、歩いている人に車が接触してしまったりするトラブルは、月極駐車場でも日常的に起きている事故の1例です。屋外の駐車場の場合、夕方以降は一帯が薄暗くなりますので、誤って事故を起こしてしまうケースもでてきます。

自分が事故を起こしてしまったときには、車から降りて相手の状況を確認し、警察に連絡をします。軽い接触事故の場合などは、どちらに非があるかわからない場合もあるでしょう。こういったときには、感情的にならずに冷静に対応するのがポイントです。不利な発言などをしてしまわないように、慎重に振る舞いましょう。

自動車保険に加入しているときは、保険会社にも連絡をします。月極駐車場で起こった事故は、通常は当事者同士の問題として扱われます。設備の不備などが原因になった場合を除き、管理者側は問題に関わらないことが一般的です。事故が起こった場合の対応は、月極駐車場によっても違います。契約書などでルールを確認して、その都度必要な対応をしましょう。

トラブル4、無断駐車される

自分の駐車スペースに、他人の車がある……不正駐車は、月極駐車場ではとくに多いトラブルと言えます。不正駐車をしている車の運転者と直接顔を合わせることがあれば、月極駐車場であることを伝えて、車を他の場所に移動してもらうのが1つの方法です。

車の持ち主が月極駐車場であることを知らない可能性もありますので、最初は丁寧に事情を話したほうがいいでしょう。

持ち主と会う機会がない場合や、自分で話をするのが怖いときには、駐車場の管理者に相談をして対応してもらいます。月極駐車場は一定の料金を払って利用するスペースですので、不正駐車は明らかなルール違反です。毎回同じ車が駐車している、車が長期間放置されているといった場合には、貼り紙などでの警告が必要になる場合もあります。

このようなトラブルは、管理者と相談をしながら対応を進めていくのが事態を大きくしないコツです。

自分でできる防止策

施錠の徹底

トラブルを避けたいときには、自分でもある程度対策をしておいたほうがいいでしょう。例えば、施錠を徹底するようにすれば、車上荒らしなどの盗難の被害を最小限に食い止められます。鍵を閉めないで車の側を離れると、それだけトラブルに遭うリスクが高まります。車を離れるのが短い時間であっても、油断は禁物です。

車内に貴重品を置きっぱなしにしない

外から見えるところに財布などの貴重品をおかないようにするのもいい方法です。フロントガラスから貴重品が見えてしまうと、車上荒らしのターゲットになりかねません。貴重品は車の中に置かないようにし、他の品物もダッシュボードの中などにしまうのがベストです。車の中を整理整頓しておくと、盗難の被害に遭うリスクも減らせます。

防犯カメラやドライブレコーダーの活用

小さいサイズの防犯カメラは、軽自動車にも簡単に設置することが可能です。置き時計型やランプ型のカメラなどは配線の必要もなく、機械が苦手でも簡単に設置ができます。小型のカメラは価格も比較的安く、維持するうえでのコストも余りかかりません。

カメラを選ぶ際に気を付けておきたいのは、機器のスペックです。撮影できる環境や角度、距離などは製品によって異なります。撮影したい場所と機器のスペックが合っているかどうかを確認して商品を選べば、しっかりと状況を記録できるでしょう。

市販のドライブレコーダーもトラブル対策に活用できるアイテムです。トラブルが起きた場合、相手と主張が食い違う可能性がありますが、このような状況で証拠となる映像を確認できます。盗難やいたずらの被害を主張する際にも証拠が必要になる場合が多いので、状況を記録できるように対策しておくのがベストでしょう。

月極駐車場のトラブルは多い!普段から対策を

月極駐車場でのトラブルは、地域を問わず増えています。ご紹介したようなトラブルについて知っておけば、対策も立てやすくなるかもしれません。普段から対策を講じておくと、いざトラブルが起きたときにもベストな対応がしやすくなり、トラブルを防ぐことにもつながります。月極駐車場を利用するときには対策を立てておきましょう。

合わせて読みたい>>『駐車場の種類(タイプ)3つと選び方のポイント

5分でわかる月極駐車場の解約の流れ

所有している車を停めておくために、月極駐車場を利用しているという方も多くいるでしょう。しかし、引っ越したり、車を売ってしまったりなど駐車場が不要になった場合、駐車場解約の仕方に悩んでいる方もいるかもしれません。ここでは、月極駐車場の解約の仕方や必要なものなどについて解説していきます。解約を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。

駐車場を解約したくなったら

法人経営の駐車場と個人経営の駐車場とで、解約の際の決まりに差があることもありますが、基本的には解約の1ヶ月前には連絡を入れるのがマナーとされています。

引っ越しをしたり、車を売ってしまうため、月極駐車場の解約をしたいと思ったら管理会社や不動産会社など、駐車場を管理している会社に解約をしたいという旨の連絡を入れるようにします。連絡を入れたらすぐに解約になるわけではないので、駐車場を使わなくなる日にちを考えつつ、余裕を持って連絡をするようにしましょう。

法人経営の駐車場の場合

駐車場を契約する際の契約内容によっても異なりますが、不動産会社や管理会社など法人経営の駐車場を解約する場合、また借主から解約の申し出をおこなう場合は、解約の1ヶ月前にその意向を伝えるのが原則であると言われています。解約したい日の直前に連絡をしてしまうと、翌月分までの支払いを請求されてしまうこともあるようです。

なお、契約している会社によっては2~3ヶ月前に解約の連絡を入れなくてはいけないと定めているところもあり、一概に1ヶ月前に解約の連絡を入れれば問題ないということではないので注意しましょう。月極駐車場を契約する時には契約書を交わしているので、「解約予告の告知期限」という項目に書かれている内容をチェックしてみる必要があります。

ちなみに、通常は契約書の中に具体的な記載がありますが、賃貸借契約書によっては、解約予告の告知期限が記載されていないというケースもあります。そのような場合は、法律で解約の申し出は、3ヶ月前までに告知をすることが定められているため、念のためそのくらいの時期には伝えた方が良いでしょう。

トラブルを避けるためにも、月極駐車場の必要性がなくなった時点で管理会社や不動産会社に解約の意思を伝えておきましょう。

個人経営の駐車場の場合

個人経営の月極駐車場を借りている場合でも法人経営の駐車場の場合と同様、解約したい日にちの1ヶ月前には連絡を入れると良いでしょう。管理会社や不動産会社との契約と異なり、人によっては直前の解約申し出でも対応してくれるケースもありますが、基本的にはあらかじめ、1ヶ月程度の余裕を持って伝えるのがマナーと言えます。

借りている方も貸した方も気持ちよくやり取りできることが大切です。なお、個人経営の駐車場を借りる場合は、解約の際の手続きも法人経営の駐車場と異なることが多いので、契約した際によく確認しておくようにしましょう。

駐車場の解約に必要なもの

月極駐車場を解約する際に必要となるものは、

  • 印鑑
  • 駐車場使用契約解約届
  • 駐車場解約申込書

などの所定の解約書類となっています。なお、所定の書類に関しては、法人経営の駐車場の場合、管理会社や不動産会社が用意するので、持っていないからといって焦る必要はありません。

「駐車場使用契約解約届」や「駐車場解約申込書」には、利用している駐車場の名前や区画番号、申出日や解約日に加えて返還金がある場合の振込先となる金融機関名や口座名義を記載する箇所があります。

駐車場解約の流れ

月極駐車場を解約する場合、手続きは不動産会社や管理業者の窓口で行うか、もしくは、所定の書類を郵送したり、電話で行います。引っ越しが理由の場合、引っ越し予定日まで解約手続きは可能となっていますが、契約時に交わした書類に記載されている解約告知期間までにおこなう方が良いでしょう。

なお、代理人による手続きは不可で、解約の際の手数料は無料となっている場合が多いようです。手数料に関しては、不動産会社などが駐車場の管理を請け負っている場合、駐車場の持ち主との仲介をする際の料金として、契約の際に発生することはあるようですが、解約の際には無料なのが一般的となっています。

解約手続きが契約の際に定められている解約告知期を過ぎてしまった場合は、翌月分までの利用料金を支払わなくてはいけないこともあるので気を付けるようにしましょう。契約する際に、敷金を支払っている場合は、そのお金が返金されます。通常は「駐車場使用契約解約届」や「駐車場解約申込書」などの書類に記載した銀行口座に振り込まれます。

法人経営の駐車場の場合は、このような流れになりますが、個人経営の月極駐車場を借りている場合は、解約の仕方が異なっていることもあります。解約するにあたって必要な書類や取り決めに関しては、直接オーナーに確認するようにして下さい。

賃料の日割り計算はしてもらえるのか

月極駐車場を借りている場合、基本的には月ごとの契約となっています。月の途中で解約するという場合でも、賃料の日割り計算に対応してもらうことは難しいケースが多いです。

中には、「契約開始月」または「満期解約月」に限って日割り計算に対応してもらえることもあります。この期間に解約する場合は賃料を日割り計算してお金を返還してもらうことが可能になりますが、それ以外の月に解約をすると月単位の料金を請求されてしまうので注意が必要です。

月の途中で解約したいという方は、賃貸借契約書に「1ヶ月に満たない期間の賃料」についての記載があるかどうかを確認してみて下さい。

解約をスムーズに進めるためには

駐車場の解約手続きをトラブルなくスムーズに進めるためには、遅くとも解約したい日の1ヶ月前には解約の申し出を行うようにしましょう。解約の時期に関しては契約先によって異なりますが、なるべく早く連絡を入れることで、余分な支払いを防げることもあります。

事前に契約書をよく読むことも大切です。契約書には、解約手続きの方法や月の途中での解約に関する事柄について記載されているので、あらかじめ読んでおくことにより、思い違いによるトラブルを防ぐことができます。さらに、解約の手続きをする際には出来るだけ書面でのやり取りをして、証拠として残しておくと良いでしょう。口頭のみでやり取りをおこなってしまうとお互いの認識違いによるトラブルが起きる可能性があります。

トラブルなく解約しよう

何かとトラブルになることが多い月極駐車場の解約手続きですが、解約したい月の1ヶ月前には管理会社に連絡を入れるなど、余裕を持った対応をおこなうように心がけるようにしましょう。解約については、管理会社によって異なることもあるので、契約書をよく読むことが大切です。正しい手順を踏んで、トラブルなく解約しましょう。