駐車場の契約期間はどれくらい?計画的な利用を

月極駐車場を借りたいと思っても、どのくらいの期間から契約できるのか知らないという人も多いでしょう。もし、短期で借りたい場合にはしっかりと契約内容を知っておかないと違約金が取られることもありますので注意が必要です。今回は月極駐車場の契約期間について説明し、計画的に利用するコツも合わせて紹介します。

月極駐車場とは

月極駐車場は、ひと月単位で賃貸する駐車場を言います。書面によって賃貸借の契約が締結するのが一般的で、常時その駐車場に車を駐車するのであれば車庫証明を取得することも可能です。

月極駐車場には2つの種類があります。

自走式駐車場

ドライバーが自分で運転して駐車スペースに出し入れします。自走式駐車場のメリットは、車の出し入れに時間がかからないことと、車のサイズに関する制限が少ないことでしょう。自走式駐車場は路面が舗装されているものやそうでないもの、屋根やシャッターがあるものやないものなどがありますが、デメリットとして屋根のない平面駐車場の場合には車が汚れやすいと感じることや、防犯面での不安もあります。

機械式駐車場

機械を使って自動車を出し入れする方式で、車の乗った台を上下に移動させる昇降式や、台を重ねる多段式、台を循環させて駐車する循環タワー式などさまざまな種類があります。

機械式駐車場のメリットは防犯面に優れていること。デメリットは、車の全高や全長に制限がある場合が多いため、車種によっては駐車できない可能性があることです。また、出し入れに時間がかかることや、機械のメンテナンス時に使用できないこと、さらに機械が故障してしまった時に車の出し入れができないといったこと挙げられます。

月極駐車場を長期で借りる場合の契約期間

月極駐車場は契約期間が1年と定められている場合が多いようです。なかには契約の更新を2年ごとに行うところや、1カ月ごとのところもあります。

知っておきたい「解約予告」

契約期間中には解約できないと考えてしまう人もいますが、ほとんどの契約において「解約予告」というのが定められています。これは月極駐車場を解約する際、1カ月前に予告をすると途中解約も可能であるといった内容です。

注意が必要なのは、解約予告を守った場合であっても違約金を請求されることがあることです。

月極駐車場を短期で借りる時に気をつけたいこと

月極駐車場は短期で契約をしたい場合に断られることがあります。上記のように、短くても1年間の契約が必要である場合が多いのです。なぜでしょう。

例えば車庫証明を取る目的で月極駐車場を借りる場合、一度車庫証明を登録すると、同じ区画において3ヵ月の間は違う車の車庫証明の登録ができないと定められているからです。車庫証明だけを取得してすぐに駐車場を解約することは犯罪であり、何度も同じ場所で短期間に車庫証明を取得しようとすると貸主や管理会社が警察から注意を受けることもあります。

そういった理由から車庫証明書が必要な場合に限って数カ月分の賃料の全納を求められることや、数か月間の解約不可期間を設けられることが多くみられます。もし車庫証明が不要な場合には貸主や管理会社に相談すると、ごく短期でも月極駐車場を借りられるケースもあります。

月極駐車場の契約の流れ

月極駐車場の契約には審査の都合などで思いのほか時間がかかることがあります。もし、駐車場が必要な日付が決まっていても間に合わないことがありますので、契約までの流れや所要時間を確認しておきましょう。

探す

まず、月極駐車場を探すところから始めましょう。月極駐車場は不動産屋に依頼して探してもらうのが簡単な方法であり、大抵1日~2日で見つかります。ただ、屋内の駐車場や、安いところなど条件を細かく設定すると見つかるまでに時間がかかることもあります。

申し込み、審査

月極駐車場が見つかれば、その物件に申し込みします。所定の書類に借主の生年月日や現住所、勤務先などを記載しましょう。所要時間は大体1~2日です。

申込書が貸主や管理会社の手に渡ると、貸主や管理会社が審査を開始します。1~2日程度で審査は終わりますが、規模の大きい駐車場などの場合には審査が厳しいこともあり、1週間程度かかることもあります。

審査通過後

審査を通過すると初期費用の案内が届きますので、それをもとに必要な金額を振込指定口座に振り込みます。指定の期日までに振り込めば問題ありませんが、急いでいる場合にはすぐに振り込むのがいいでしょう。貸主が個人の場合には貸主の自宅や事務所に初期費用を持参するというケースもあります。

初期費用の振込と同時進行で、契約書の取り交わしも行います。契約書の取り交わしは貸主の自宅や管理会社で行うことが多く、貸主と借主の時間が合えば1日で契約書の取り交わしが完了します。時間の都合がつかない場合には郵送によって契約書の取り交わしができることもありますが、郵送の場合には2~3日はかかると考えましょう。

初期費用が振り込まれ、契約書が取り交わされると契約が開始されます。

どんなことを審査するの?

収入

毎月滞りなく賃料が支払えるだけの収入があるかといった点が審査されます。家を賃貸する際の契約と同じであり、申込書には年収や勤続年収を記載する必要があります。学生で収入がない場合や、アルバイトで安定した収入を得ていない場合であっても、両親に連帯保証人になってもらうことで審査を通過するケースも多いです。

職業

また、申込者の職業が公序良俗に反していないかも審査の対象です。そのため、水商売をしている人や風俗で働いている人は審査に通らないことがあります。ただ、貸主が個人オーナーの場合や、地域によっては審査に通ることもありますので、相談してみるのがいいでしょう。

反社会的勢力に属していないこと

さらに暴力団などの反社会的勢力に属していないことも審査の対象です。審査の厳しい管理会社などでは、暴力団に属しているかどうかや申込人の逮捕歴などを専門の調査会社を使って調査することもあります。

契約理由

それに加えて契約の理由が適切であるかも審査されます。申込書には月極駐車場を使用する用途や理由を記載する欄が設けられている場合があり、その理由次第で審査に通るかどうかが決まります。

適切でないと判断される理由の一つに「恋人の家が近くにあるため」があります。この理由では、もし二人が恋人関係を解消すると契約が無くなる可能性が高いと判断されてしまうのです。貸主は長期的な契約を結べる借主を優先しますので、審査に通りにくくなってしまうと言えるでしょう。

次に挙げられるのが「家からは遠いが安い駐車場を借りたい」といった理由です。
この場合には安い駐車場に車を乗り捨てるのではないかと考えられてしまいます。実際に廃車寸前の車を乗り捨てられたというケースは多く、貸主は処理に困るといった事態を避けたいと考えます。

このような審査を無事に通過すると、月極駐車場の契約ができるようになります。

契約期間を知って月極駐車場を上手に利用しよう

月極駐車場の契約は1年と期間が決められているところがほとんどです。長期で契約をする際には問題ありませんが、短期の契約は難しいこともありますので、心配な場合には貸主や管理会社に相談をしてみましょう。

契約までには審査などもありますので、月極駐車場が必要な場合には早めに探し始めることをおすすめします。契約の期間や審査の内容などをしっかりと知り、上手に月極駐車場を利用しましょう。